警察官の無知・散漫 2004/Apr/24(Sat)
また天然記念物で保護鳥のマガンへの違法射殺。詳細な顛 末はこちら

マガンは47年も生きた記録もある長寿鳥。違法狩猟での殺戮はさぞ無念だったことでありましょう。
で、本題に入ります。
目撃者による上記告発サイト内「2.事件の概略」によると警察の対応が散漫・無知このうえありませんね。
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>事件直後の110番通報により、福岡西署のパトカーが2時半頃到着。
>事件の顛末を伝えましたが、車のナンバーが分からない事から、それ
>以上の捜査はありませんでした。パトカーの巡査は誤って現地を狩猟
>禁止区域ではないと言い、狩猟鳥との誤認ではなかったのかと尋ねて
>いました。従って、事件当初は、狩猟禁止区域での発砲という違法行為
>では捜査されていませんでした。
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この種の警察の怠慢は他でもしばし見聞ですね。
上記サイト内四つ目の画面「4.反省点」 こちらにも当該警察官の醜態が生々しくレポートされています。端的に言えばこの事件にかかわった警察職員は処分ものに相当しましょう。

内容はちがいますが私は別件での狩猟者による未摘発の犯罪の実態を複数ほど官憲に対し 具体的に文書・口頭ともどもに通報したことはあります。しかし、現時点ではまともにとりあっていないのではないかと疑っています。(この件についてはいつかまたこちらに記します。)

閑話休題。警察が例えば研修等で狩猟犯罪を重視・ 深刻視するとかしなければ、或いは昇任試験問題にこの種の犯罪への対処の事項を組み込んだりするとか何らかの手を打たない限り、冒頭紹介したマガン違法射殺の時のような警察の散漫はこれからも頻発しましょう。
狩猟犯罪への基礎知識は各警察官は職務の一つとして当然、持ち合わせるべきです。

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